文化

私と与論献奉(よろんけんぽう)の話をしましょうか

 

みなさんは与論献奉(よろんけんぽう)の存在をご存じでしょうか??

 

与論拳法ではありませんよ(笑)

 

それは与論に伝わるお酒の伝統的な飲み方で始まりはその昔、島外から来るお客様をもてなすためにはじまったとされています。

 

やり方を簡単に説明すると、

 

はじめに親を決めます。親は口上を述べてその盃を飲み干します。そして親は自分が飲んだ量と同じ量のお酒を注いで、その場にいるものに順番順番に献上していく

 

お酒を受け取ったものは親と同様に口上を述べてから盃を飲み干す事になるが、決して無理強いではなく飲めない場合は親に盃を返しても良い(その場合は親がそのお酒を飲み干す。)

 

沖縄は宮古島のオトーリに少し似ています。

 

与論献奉に関する詳しい歴史や所作はココ↓

この記事の内容
  • 与論献奉とは?
  • 管理人の与論献奉思い出話
  • 与論献奉は辛い??

 

与論人の集まりでその場に地酒があったら与論献奉が始まります

与論には「島有泉」と呼ばれる黒糖焼酎が地酒としてあります。

 

酒造元は「有村酒造」、

 

アルコール度数は20%で後味がスッキリしてるのでまあはっきりと言えば、

 

一気飲みしやすい(笑)

 

その地酒とそこに与論人が数名揃えば・・・・

 

与論献奉が始まります!

 

これは島内ではもちろん島外でもそうなんですよね(笑)

 

先日私は大阪にいる与論の友人のもとを訪れたのですが、その友人が連れて行ってくれた居酒屋が与論の人が経営する居酒屋で、もちろん島有泉がそこにはありました。

 

それを見た瞬間にわたしは察しました!

 

あっこれ与論献奉やらないといけないやつだ!(個人の思うところ)

 

そうなんです。島の人間あるあるだと思います(笑)

 

「ふぅ(一息ついて)・・・・やるか!」って感じです。

 

もちろん飲めない人には無理強いしないのだが、そこはやはり島人!注がれたお酒は飲みます(笑)

 

与論献奉と与論人は切っても切り離せないのだ!

 

与論献奉のいいところ

 

与論献奉はまずお酒を飲む前に必ず喋らないといけない(これが結構人前で話す時の練習になったりする。)おのずと自己開示をする事になり、自分がどういう人間かどういった考えを持った人間かという事を最初に話します。

 

人が話す時は周りの人間は私語をせず、傾聴することが礼儀です。「人の話をしっかり聴く」というこの部分が私はとてもいいと思っています。

 

与論献奉はもちろん人とより親しくなる手段としても優れており、

 

私も若い時に仲間達と集まって1升瓶をその場にいる全員、同じ量飲んで開けたときなどはその1升瓶に全員の名前と日付を書いて部屋に飾ったりしてました(笑)

 

この場合、みんなで協力してこの1升瓶を開けるという共通の目的がより仲間意識を深めるんだと思います。

 

もちろん、そんな目的がなくても一つのお酒をみんなで共有するこの飲み方は

「同じ釜の飯を食う」

感覚に近く、人との距離が一気に縮まります!

 

与論にお越しの際は是非とも体験してみて下さい。

 

島の人はこの与論献奉という文化に誇りを持って受け継いできています。

 

 

与論献奉は辛い??

このように、ずっとなくなる事なく受け継がれてきたのでとても魅力的な文化ではあるんですが、

 

やはり飲む量は増えます。

 

私も過去幾度も記憶をなくしています(笑)

 

飲めなかったら返せばいいのですが、逆に飲めるのだったら飲まなくてはいけません(笑)

 

やはりそれは楽しい事ばかりではありません。

 

時には辛いこともあります!もう飲めないのに回ってくるお酒が辛いときもありました(断れない性格なので)、時にはトイレに駆け込む事もありました(笑)

 

あと何よりも辛いのが翌日です!(笑)

 

翌日後悔して、もう二度と酒は飲まないと誓うのですが、、、

 

それでもやっぱりみんな与論献奉をやるんですよね

 

結局そういう事です。(笑)